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Story

Story vol.5
はじまりは、
ウォールナットの端材
はじまりは、手にとった無垢のかたまりでした。
 
時計の枠をつくる製造過程で、端材となった無垢の塊がありました。片手でつかめるくらいの、円柱の形をしたウォールナット材。ちょっと贅沢に、このボリューム感を活かしたい。「MUKU desk clock」は、そんな思いから生まれた置時計です。
 
時計の機械(ムーブメント)をはめ込むのに必要な部分だけを削る。そうして生まれたばかりの姿は、まだまだ無骨な感じでした。
転がったり、倒れたりしないように。デスクに置いたときに見やすいよう、ほんの少しの傾きをつけて。
 
倒れても針がぶつかってしまわないように、お皿のように正面を削っていくと、枠のように縁が立ち上がり、時計の輪郭が現れます。
 
思わず手に取りたくなるような、コロンとした形になるように、うしろを大きく丸く削り出せば、開口部に立体的な曲線が現れ、柔らかなフォルムに生まれ変わります。
同じものが2つとない、
味わい深いプロダクト
数字の指標は、印刷のように“色”をのせるのではなく、焼印による焦げ。
ひとつひとつ手作業で押すため、焦げの濃淡や焼印を押した際につく凹みはそれぞれで、木目の表情とあいまって、同じものが2つとない味わい深いプロダクトとなりました。
木の生命力、肌触りそのものを感じられる無垢材のもつ魅力が暮らしの中に溶け込むように、木目の美しいアルダーとブナの無垢材も仲間に加わりました。


はじまりは作業場の隅で忘れさられようとしていたウォールナットの端材。少し手を加えられたことで、新たな命をそそぎ込まれ、これからも静かに時を刻んでいくことでしょう。

Lineup

MUKU desk clock
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