DESIGN OBJECTS
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MIKI / MIKI SUKI URUSHI
Designed by Yuichi Nara
ケヤキ材の枠を石川県輪島市の伝統工芸である透漆で仕上げた時計
時計「MIKI」に使われているケヤキ材の枠を石川県輪島市の伝統工芸である透漆で仕上げた時計です。透漆は透明な漆の表面の奥に個性的なケヤキの木目が引き立って見える美しい仕上がりです。
素材であるケヤキの木の成長にかかる刻(とき)、そして漆塗りの工程にかけられる職人の手間を存分に感じることができる時計です。艶がある漆塗りの雰囲気に合わせて時計の針も艶ありの塗装を施し、文字盤の数字と指標も印刷面が盛り上がる特殊な印刷加工をしています。
![](https://www.lemnos.jp/doc/wp-content/uploads/work/2022/1b1a0b7f835c3be6b1a1180652983b14.jpg)
MIKI
ケヤキは木目が美しく、耐久性も高いので、古来より建築や工芸品の材料として使用されてきました。そのケヤキの太い幹を切り出し、旋盤で丸く加工して継ぎ目のない枠とした贅沢な時計です。硬く丈夫な素材であるケヤキは、年輪が様々な形で現れ、変化に富んだ木の表情は、木が育んだ時間と環境を感じさせます。木の表面を丁寧に磨き、人肌にも優しい自然系オイル塗料で仕上げてありますので、直接触って木の温もりを感じてみてください。専用スタンドで置時計としてもご使用いただけます。
【Craftsmanship】-研ぎ澄まされた手の技-
木枠の生産地について
MIKIに使用している時計枠は、全国有数の挽物木地の産地である富山県の庄川で生産しています。庄川挽物木地の特徴は、杢目(もくめ)の美しさを活かすために横木で加工することです。木の道管が時計枠に平行に走るため、年輪が様々な形で表れ、製品に多様な表情が生まれるのです。
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MIKI SUKI URUSHI
時計「MIKI」に使われているケヤキ材の枠を石川県輪島市の伝統工芸である透漆で仕上げた時計です。透漆は透明な漆の表面の奥に個性的なケヤキの木目が引き立って見える美しい仕上がりです。
素材であるケヤキの木の成長にかかる刻(とき)、そして漆塗りの工程にかけられる職人の手間を存分に感じることができる時計です。艶がある漆塗りの雰囲気に合わせて時計の針も艶ありの塗装を施し、文字盤の数字と指標も印刷面が盛り上がる特殊な印刷加工をしています。
-透漆(すきうるし)とは-
漆の木から摂った生漆(きうるし)を精製して得られた半透明で飴色の漆を木地の上に何度も塗り、研ぎを重ねることで滑らかな手触りと艶を出して仕上げる技法です。仕上がった半透明で艶のある漆の下に木地の木目が透けて見えます。
Line up
MIKI
-
NY12-06 NT
-
NY12-06 BW
Specification
品名 |
MIKI |
---|---|
品番 |
NY12-06 NT / BW |
サイズ | φ148×d62mm |
重量 | 420g |
素材 | ケヤキ、ガラス |
種類 | 掛置時計 / クォーツ |
運針 | スイープセコンド |
付属 | スタンド |
品名 | MIKI SUKI URUSHI |
---|---|
品番 |
NY22-03 |
サイズ | φ148×d62mm |
重量 | 465g |
素材 | 欅(ケヤキ)透漆仕上げ、ガラス |
種類 | 掛置時計 / クォーツ |
運針 | スイープセコンド |
付属品 | スタンド |
![](https://www.lemnos.jp/doc/wp-content/uploads/designer/2013/300f296ea5a664ddcfb9ec1880e80067-521x508.jpg)
奈良 雄一
Yuichi Nara
1977年東京生まれ。1999年横浜国立大学建設学科卒業。2000年渡伊。ヴェネツィアでガラス工房、建築事務所勤務を経てデザイン活動を始める。2006年ヴェネツィア建築大学卒業。旅行で訪れた能登の自然と生活の豊かさに触れて帰国を決意。能登島に移住する。2007年能登デザイン室を設立。ローカルな素材や技術を学んで活かし、日々の暮らしを豊かにするデザインを心がけている。デザイン活動の傍ら不耕起地の田圃を借りて米づくりも行なっている。