Lemnos Sustainability vol.8 | ふんぷんくろっく 10周年特別インタビュー
Lemnos Sustainability vol.8 「ふんぷんくろっく 10周年特別インタビュー」を更新しました。
Designer’s Message
ふんぷんくろっくは、おかげさまで発売から10周年を迎えました。
デジタル化が進みアナログ時計が日常生活から減っています。 時計の針の角度を目の端っこに入れながら行動する経験の積み重ねが時間感覚を育みます。子どもたちは自分がどれくらいの時間で何が出来るのか知るための手段を失っていることに、大人の私たちは気が付きません。生きている時間を何にどう使うか選択のその一つ一つの積み重ねが人生を作るとしたら、その入り口で子どもたちはとても困っているのではないでしょうか?
今から12年前、「子どもが読める時計をなぜレムノスはつくらないのですか?」と聞いた際、時計の秘密を書いて教えてくれた上でモンテッソーリ教育の先生に会いにいくよう勧めてくれたのは、故・高田博社長でした。気軽に訪ねて行ったその日から、試作を持ち込んでは子どもたちの意見を聞き、誰もが読める時計になるまで2年もかかりました。
「うちの子も魔法のように時計が読めた!」と今でもお手紙やDMをいただきます。それでも新しい国での取り扱いが決まると世界共通で全ての子どもが読める仕様になっているのか緊張します(笑)今のところ、韓国、フランス、アメリカ、シンガポール、オーストラリア。スイス、エジプトでは大丈夫のようです。
時間だけは、国境も貧富も年齢も関係なく平等です。自分で納得して選択して人生を作れる人になろうとする世界中の子どもたちの役に立てましたら光栄です。
土橋 陽子
ぜひ、ご覧ください。
Lemnos Sustainability vol.8
ふんぷんくろっく 10周年特別インタビュー vol.8